運命の輪
運命の輪とは
正位置キーワード
- チャンス到来
- 事態が好転する
- 思いがけない幸運
- 順風満帆
- 運命を感じる必然的な流れ
- 時運に乗る
逆位置キーワード
- アクシデントの発生
- 好ましくない出来事
- アンラッキー
- 停滞
- タイミングが合わない
- 時運を逃す
シチュエーション別解釈
現在の状況/正位置
- 良い流れがきている
- ラッキーなことがある
- 実力以上の力を発揮できる時
- 運勢が味方をしている
現在の状況/逆位置
- 不測の事態によって翻弄される
- チャンスが巡ってこない
- 空回りする
- ツイていない
相手の気持ち/正位置
- 運命を感じている
- 不思議と気があう
- 興味を持っている
- 良い意味でインパクトのある印象を持っている
- 何もかもうまくいき調子がいい
相手の気持ち/逆位置
- タイミングが合わないと感じる
- なんとなく違和感がある
- 飽きている
- 状況的に今ではない
- 勢いがなく進展しない
- 手応えを感じられない
結果/正位置
- 全てが良い結果になる
- 予想以上の成果を得る
- 失敗と感じても最終的には成功を収めることができる
- トントン拍子で進展していく
- 事態が好転し思わぬ幸運に恵まれる
結果/逆位置
- 不測の事態によって計画が狂う
- 思い通りにならない結果
- きっかけを失って盛り上がりに欠ける
- タイミングやチャンスが失われる
- 状勢や流れに翻弄される
アドバイス/正位置
- 考える前に感じる
- 流れに乗ってみよう
- アンテナを張って
- 機会やチャンスを逃さない
- 今がその時
アドバイス/逆位置
- ハプニングに備えて
- 自分の意志より周囲の流れを優先させて
- 上手くいかなくても自暴自棄にならないで
- 運はまた巡ると切り替える
- 今はベストタイミングではない
瑠璃と琥珀、運命の輪について語る
隠者
隠者とは
右手に星が輝くカンテラ、左手に長い杖を手にした老人が、足元に視線を落とし立っている様子が描かれています。上から下まで身をすっぽりと隠すグレーの長いローブに、背景もグレーがかった青に雪山を思わせる白い地面、と全体的にとにかく地味で、控えめで、大人しく、静かな雰囲気のカードです。
でもこの人は謙虚なだけで、実は能ある鷹なんですね。生きてきた分の智恵と経験があって、その偉大な智恵がカンテラ、長年積み重ねられた経験が長い杖に表れているとも言われます。そして、その智恵と経験というのは、自分が実際に体験した様々なことから、自分なりに考え辿り着いた、自分なりの真実や哲学なのです。それはとても個人的で主観的なのかもしれませんが、現実に則したリアルさがあるのでしょう。
もう一つ、このカードから強く感じられるのが、孤独性です。ただ、孤独で寂しいとか、悲しいとかそういうのは一切ありません。むしろ、自らの意思でこの誰も何もいないところを選び、誰にも何にも煩わされない一人だけの世界を静かに生きているという感じです。俗世的な欲というのはもう一切ないでしょう。いわば、悟りを開いた、仙人のようにも見えます。
正位置であれば、今まで自分が積み重ねてきた過去の経験や知恵の中に答えがある、真実があるというような意味になります。また、隠者が一人でいるところからは、他者や社会と距離を置き、自分一人で自分自身と向き合うことの大切さというのも感じられます。あるいは、隠者のような、年上とかその道の先導者が良きアドバイザーやガイドとなってくれるのかもしれません。
逆位置であれば、過去の経験や知恵に固執するあまり、新しい物事への柔軟性や受容性というのが失われていく面が出てきます。また、自分一人の世界に閉じこもり過ぎて、頑固な偏屈者になってしまい、他者や社会から孤立し、孤独に陥るというような意味にもなってきます。頑なに固執している自分の考えや価値観というのが、実は浅はかで、真実からは程遠い場合もあるのかもしれません。
正位置キーワード
- 智恵・英知
- 過去の経験
- 謙虚
- 孤高
- 内省
- 静観
- 周到さ
- 賢慮
- 隠居
逆位置キーワード
- 頑固
- 偏屈
- 理屈っぽい
- 浅はかさ
- 頭でっかち
- 狭い視野
- 消極的
- 孤立
- 厭世
シチュエーション別解釈
現在の状況/隠者正位置
- 積極的に動かずに静観する
- 行動よりも思考のとき
- 静かに過去を振り返る
- 周りの人や環境から距離を置く
- 一人で内省している
- 自己内省が必要な時
現在の状況/隠者逆位置
- 過去や知識が邪魔をして動けないでいる
- 未知や未体験なことに対して躊躇している
- 周囲から孤立し独りよがりになっている
- 意地を張り過ぎたり頑固になっている
- 視野が狭くなりすぎて洞察力を欠く
- 本質的な問題を取り間違えている
人の気持ち/隠者正位置
- 一人でじっくり考えたい
- 今は動かずに状況を見極めたい
- 地に足をつけて慎重にゆっくり進めたい
- 大人しく静かに影を潜めていたい
- 思いは秘め行動にうつさない
人の気持ち/隠者逆位置
- 誰にも何にも関わりたくない
- 過去が気になって未来のことは考えられない
- 新しいことに積極的になれない
- 他の意見や価値観を受け入れられない
- 自分のやり方や考えを頑なに押し通したい
結果/隠者正位置
- 自分と向き合い内省することで答えが見つかる
- よきアドバイザーや指導者が助けてくれる
- 過去に積み重ねてきたものが問題解決の糸口となる
- 豊富な経験と知識を身につける
- 時間をかけてゆっくり進めることで確実な結果を得る
結果/隠者逆位置
- 自分の考えや価値観に固執して孤立する
- 頑固に意地を張り融通がきかない
- 周りとの協調や関わりを失う
- これまで信じてきたものや教えが間違いだったと気付く
- 未来を否定して過去にとらわれる
アドバイス/隠者正位置
- 自分と向き合うことで自ずと真理や答えにたどり着く
- これまでの経験や知識があなたを支える力となる
- 目立たなくても地味でも経験に裏打ちされた実力がしっかりと備わっている
- 誰にも何にも惑わされずに自分の軸をしっかりもって
- 忙しい日常や社会から離れて落ち着いた静かな環境に身をおいてみて
- その道の先達者にアドバイスを求めたり頼ってみて
- 表立たずひっそりと事を運ぶべし
- 感覚を鋭く必要最低限だけ選びとって
アドバイス/隠者逆位置
- 周りの人や状況を無視した独りよがりになっていないか少し振り返ってみて
- きちんと自分と向き合わなければ問題は解決できない
- 他人の意見や考えも受け入れる柔軟さを
- いつまでも考えているだけじゃ何も進まない
- もう知っていることだけではなく知らないことにももっと挑戦してみて
- 過去にばかりすがらず未来と向き合って
- もう一度事実と客観的に見つめてみて
瑠璃と琥珀 隠者について語る
瑠璃:
来ました、隠者ー!地味なおじいさんカードなのですが、なんかこのカードにはちょっと親近感があります。多分、基本社会では控えめで、静かに一人おうちで引きこもっているのが好きな自分となんか重なるものがあるのかな…?笑
まあ私と違って隠者さんは、もっと賢くて、智恵があって、何か物語で出てくるとしたら、困った主人公に重要なヒントとか教えを授けてくれるような人ですけどね。
琥珀:
瑠璃さんにはあんまり隠者なイメージはないなぁ〜、賢者なところはまさしくですが、控えめかは??笑なんだかんだ人が周りにいて慕われて場合によってはリーダーシップも発揮なさるので、あえてタロットで例えるとカップのクイーンて感じがしますね!
私は隠者はかの遁世者兼好法師のようなイメージです。山にこもって徒然なるままに世の中を観察しているような…。まさに世捨て人!
隠者は求められたらその知見や洞察力を必要最低限発揮するけれど、基本的に自分発信で投げかけることはなさそうで瑠璃さんの仰るように困ったときにヒントを与える、そんな役回りだと思います。
なんていうか俗世離れいている割に人の心奥深くを触るような人間ぽいカードですよね。
瑠璃:
え?!そんなに周りに人いないよ?!笑 リーダーシップもね、最近ようやく、私にリーダーの素質はない、ただ出しゃばってただけだ!と気付きました。
まあ私の話はさておき、確かに賢者にそんな積極性はなさそうですね。もう彼的には、精神的にも肉体的にも彼のゴールみたいなものに辿りついていて、これ以上更に何かする意欲も必要もないのかもしれませんね。
そんな仙人みたいな人だけど、「人間ぽい」。それは、彼の積み重ねてきたものが、現実の人間とか現実の物事がベースになってるからかなー?多分人間関係ももう要らないくらい、彼的にはすべてを経験し尽したのかな。
琥珀:
いろいろ体験してきたかー。そういえばこのタロットを語るシリーズの序章でも愚者と旅に出かけようと書いていますが、この隠者の姿は実世界で様々な経験し老性した愚者の様に感じますね!
無垢が人間の世界で希望に満ち様々なものを見聞して世の理を知り、生きる喜び悲しみ難しさを知って、あの陽気だった愚者が自分なりの悟りを開きあとはその肉体の死が訪れるまでひっそりと今までの経験を思い返しながらひっそりと暮らす…そういうイメージだと隠者のキーワードがすっと理解できる気がします。
そりゃ人生色々経験したんだから、あのご陽気パーティピーポーの愚者くんが隠者のような落ち着き具合になっても驚きません…笑
瑠璃:
同じ杖を持っているというところから、この隠者はあの愚者くんが成長した姿とも言われますものね。いやー、あの無鉄砲で後先のことなんて何一つ考えてなさそうな愚者くんが、こんな慎重で思慮深い地味で控えめな隠者になるとは。
でも確かに自分自身に置き換えても、色々失敗したり知識を得たことによって、頭で考えて行動を制御することが増えたような気がします。それは、無駄や失敗が減って賢くなったとも言えるけど、無駄や失敗を避けようとするあまり未知なことや違うものへの拒絶にもつながっているとも言えます。知恵と経験を積むことの良いところと悪いところ、それがまさに隠者の正・逆の意味になっている感じがします。
琥珀:
そうですね、未知を恐れて自分の殻に閉じこもってしまっているのは「愚かなこと」と言えますが、先ほど比較した0番「愚者」とは性質が違う事を理解する必要がありますね。他にも逆に洞察力を欠いた浅はかな悟りによって全く的外れな方向へ進んでいってしまっている状態を指すこともあるようにも思います。もう自分ではどうすることもできないんだ…と世捨て人の域を超え捨鉢的な考えに走って世を儚んだり、彼の持つカンテラの光が霞んでより暗い闇に沈んで行くような…
どちらにせよ逆位置になると自分の世界へ閉じこもり、外界を遮断してしまうという状態になっていること示していますね。
瑠璃:
うんうん、外界との遮断というのは、隠者のもう一つのキーワードですよね。一人でいることも、良い面・悪い面両方あって、琥珀さんの言うように、「どうせ…」みたいな感じで現実世界から逃げて自分の世界に閉じこもってるのは、否定的な独りよがりだけど、でも、現実世界の諸々に流されずに一人で静かに自分と向き合い対話するのが重要な時もある。それは前述の孤独とは違って、 そこから答えや真理が見つかるような、振り返りと内省、そして一人でホッと素に戻れるような大事な一人時間という面もあるように思います。いや、ほんと、一人時間は大事…!必須!
琥珀:
必須必須!!同じひとり時間でもこのニュアンスの違いを頭に入れておくとぐっと読み解きやすなりますね。ヤケクソ世捨て人おじさんか沈黙の賢者か…。 隠者に関して正逆はより自分の姿勢次第という感じがします。 (私は老後前者になっていそう!)
さて色々な経験を得てながーい旅をしてきた愚者くん、そりゃ静かに自分を見つめ返す時間も必要でしょう。しかし、彼の旅はたとえ肉体を離れてもまだまだ続くようです。以降のカードは今までよりも概念的になってきます。難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、タロットの素晴らしい点の一つが読み手の感性やインスピレーションを織り交ぜて占えるという点です。なので概念的になった分、より自分なりのオリジナル解釈を見つけて行きやすくもあるのでまだまだこれからも是非私たちと一緒にタロット世界の旅を楽しんで頂けると嬉しいです♪
瑠璃:
です♪
お読み頂き、ありがとうございました。
鑑定のご依頼も随時お待ちしています٩( ᐛ )و
力
力とは
正位置キーワード
- 忍耐
- 克服
- 勇気
- 達成
- 長期戦
- 気高さ
- 理性的
- 受動的
- 寛容
逆位置キーワード
- 忍耐不足
- 投げやり
- 自信がない
- 努力不足
- 諦め
- 甘え
- わがまま
- 持久力のなさ
- 恐怖に負ける
- 暴力で組伏す
シチュエーション別解釈
現在の状況
正位置
- 達成に向け努力を怠らない
- 忍耐強く取り組んでいる
- 己を奮い立たせる時
- 長期戦となる状況
- 柔軟に受け入れることができている
逆位置
- 更なる努力が必要
- 自信を失っている
- 権力や自分の力を振りかざしてしまっている
- 粘り強さや忍耐が足りていない
相手の気持ち
正位置
- 時間を掛けても大切に関係を温めたい
- 相手の意志を尊重して受け入れたい
- 一途
- 欠点もすべて含めて受け入れている
逆位置
- 意欲を失っている
- わがままを通したい
- 甘えて依存している
- 相互理解の姿勢がない(割り切っている)
- 自分の手には負えない
結果
正位置
- 自分の弱点を克服する
- 時間が掛かっても達成できる
- 自分の信念を貫く事ができる
- 困難な時を乗り越える
- 事態の継続、コントロール
逆位置
- 自分の欲望に負けてしまう
- 自信を失い挑戦できない
- 意欲を失って継続できない、諦める
- ドロップアウト
- 忍耐や寛容さが足りずに何かを手放してしまう
アドバイス
正位置
- 自分の信念を疑わないで
- 時間が掛かっても丁寧に進めることで成功を手にする
- 勇気を持って困難に挑戦して
- 寛大な受容性と包容力のある優しさを発揮して
逆位置
- 甘えは禁物
- 意欲がないならもう潮時
- 自分の気高さを忘れないで
- 問題の原因を見極めて
- 恐怖や恐れに負けずに真の強さをもって
- 投げ出したり諦めたりしないで根気強く
瑠璃と琥珀、力について語る
戦車
戦車とは
正位置キーワード
- 前進
- 行動
- GO!
- 意志
- 勝利
- 統制
- 奮闘
- 挑戦
逆位置キーワード
- 迷い
- 怯み
- 臆病
- 停止
- 暴走
- 意気消沈
- 恐怖心
シチュエーション別解釈
現在の状況/戦車正位置
- 現在の状況/戦車正位置
- 勢いよく前進している
- 決めた目的や目標に向かって迷いなく邁進している
- 強い意志が必要
- がむしゃらになっている
- 覚悟を決めて挑むべき時
現在の状況 /戦車逆位置
- 迷いや恐れがある
- コントロールがとれず暴走している
- 突っ走って、周囲が見えなくなっている
- 意志が弱くなっている
- 興味が持てなかったり気持ちが入らない
相手の気持ち/戦車正位置
- やる気や士気が高まっている
- 積極的に行動したい
- 自分の意思を貫く
- 迷いや恐れがなく勝気に満ちている
相手の気持ち/戦車逆位置
- 迷いがあって行動できない
- 恐怖心や不安がある
- やる気がなくなって投げやりになっている
- 気持ちの焦りや空回りしている感じ
結果/戦車正位置
- 行動により勝利や実のある成果を手にする
- ぶれない強い気持ちや自信を得る
- 物事が大きく進展する
- 迷いがなくなり決断や覚悟ができる
- 主導権を握る
結果/戦車逆位置
- 自信を持って勢いよく進めなくなる
- 間違った方向に進んでしまう
- 行動に起こせずに終わる
- 不完全燃焼で後悔が残る
- 優柔不断になり覚悟が決まらない
アドバイス/戦車正位置
- 迷わずそのまま突き進め
- 積極性と行動力が勝利へと導く
- 必要なのはあなたの強い意志と気持ち
- 自分の意志を貫いて
- 気持ちを奮い立たせて挑戦すべし
アドバイス/戦車逆位置
- 迷いや不安の原因と向き合って
- まだ行動を起こす準備や気持ちが整っていない
- 足りないのはあなたの強い意志と気持ち
- 進もうとしている方向が適切かどうか少し立ち止まってみて
- 行動が空回りしたり暴走化していないか冷静になって
瑠璃と琥珀恋人について語る
戦車のカードを見ると、「GO!」という言葉が浮かびます。例えば、何か迷ってて戦車が出ると、迷わず行っていいんだと応援されているような気持ちになるし、恋愛に関する占いで相手の気持ちで戦車が出たら、おぉ相手もなかなか乗り気ねと感じたり、どちらかと言えば出ると嬉しいカードなのですが、ちょっと異様な不穏な空気を醸し出してるのが2匹のスフィンクスですよね。
そうですね。すましているのか、なんなのか…。白い方に至っては月亭方正に似てるっていつも思ってます。笑
え、月亭方正?!笑
さておき、スフィンクスはエジプト神話に出て来る人頭獅子の聖獣。神話の中ではクイズ好きだったりと知的な一面も伺えます。そんな半分獣で半分が人間というスフィンクスが二頭、白と黒で描かれていてまるで、獅子の獣の本能か、人頭の理性という対立的な原理を示しているようです。リーディングの時はこれら性質の違うものをうまく制御できているか、どうかというのもポイントになりますよね。
対立といえば、私はこのカードからGO!GO!勢いを感じると共に、二面性も感じるんです。甲冑の肩部分の月の表情も対照的だし、この男性も城壁の外では凛々しく決めているけど、では城壁の中では(ホーム)どうなのかな?とか。特に逆位置で出た時は、勢いがでない根底には何か相談者の中に矛盾や葛藤があるのかな?と考えたりします。
なるほど〜。それは新しい視点です。そうですよね、戦車のカードの意味を考えると納得の解釈です。
いやぁ、自分でも改めてカードと向き合い、言葉として出すことで、こんな見方とか考え方あったんだって、再発見できる場です、ここ(笑)
琥珀 :
********************
片思いの先生の気持ちと二人の行く末
ご依頼内容
鑑定結果
ご感想
最後に
恋人
恋人とは
正位置キーワード
- 協調
- フィーリングが合う
- 楽しさ
- ときめき
- 開放感
- 選択
- 円満
- 初々しさ
- コミュケーション
- 快楽
- 恋愛
逆位置キーワード
- 不調和
- 軽率
- 未熟さ
- 優柔不断
- 無責任
- マンネリ
- 不一致
- 誘惑に流される
- 刹那的
- 節度を持つ
シチュエーション別解釈
現在の状況/正位置
- 一体感がある
- 現状を楽しんでいる
- 心地が良い環境
- 選択の時
- 第三者による助けや加護がある
- 自分の気持ちと環境や相手がぴったり合っている
- 何にも邪魔されずに開放感がある
- 恋愛関係にあるか恋愛に発展しつつある
現在の状況/逆位置
- 周囲に流されている
- 気持ちが散漫で集中できていない
- マンネリで楽しめない
- 優柔不断で思い切れない
- ダラダラとしている
- 重要なことに目をつぶっている
- 心から楽しめない
- 頭で考え過ぎて感情や直感に従えていない
- 恋愛関係の問題を抱えている
相手の気持ち/正位置
- フィーリングが合う
- もっと一緒にいたいと思う
- 細かいところは気にならない
- 好き
- 惹かれている
- 心がオープンで開放的になっている
相手の気持ち/逆位置
- 合わないと感じる
- 刺激がない
- 自制が効かない
- 浮気心
- 今だけ楽しい時間を過ごせればいい
- 深い関係は求めていない
- 心から純粋に好きなったり楽しんだりできない
結果/正位置
- 満足のいく結果が出る
- より良い円満な関係となる
- コミュケーション能力の発揮
- 恋が始まる
- 良いパートナーと巡り合う
- 心から楽しめる
- ぴったり合うと感じる相手や環境に出会う
結果/逆位置
- 流されて結論が出ない
- 誘惑に負ける
- 不本意な結果となる
- 無責任に今だけを楽しむ
- その場限りで深い関係にはならない
- 理性で制御をかけすぎてしまう
アドバイス/正位置
- 心のままに楽しんで
- 自分の直感を信じて
- 形式にとらわれないで
- もっと身も心も外に開いてオープンに
- 難しく考えずに楽しめばいい
アドバイス/逆位置
- 自制心を持って
- 誘惑に負けないで
- 先のことを見据えた責任感ある行動を
- 好きになるのに理屈や理由もいらない
- 頭で考え過ぎずにもっと直観や感情に従って
瑠璃と琥珀恋人について語る
司祭
司祭とは
正位置キーワード
- モラル
- 常識
- 信頼
- 尊敬
- 伝統
- 儀式
- 慣習
- 教える・教わる
- 指導者
- 保守的
逆位置キーワード
- モラルがない
- 不道徳
- 非常識
- 型破り
- 信用ならない
- 融通が利かない
- 形式ばった
- 詐欺師
- 洗脳
- 偏見
シチュエーション別解釈
現在の状況/司祭正位置
- 然るべき正しい道を進んでいる
- 既存のルールや規則にきちんと沿っている
- サポートや教育を受けられる状況にある
- 周囲から信頼や尊敬を寄せられている
- 穏やかな人間関係にある
- 組織の一員として安定した役割を果たしている
現在の状況/司祭逆位置
- 不道徳でモラルがない
- 価値観が合わない
- 社会や世間一般からはみ出ている
- 今までにない斬新で革新的なことをしている
- 偏った知識や考えにマイナスの影響を受けている
- 周囲から信用されていない
- ルールにこだわり過ぎている
- 形だけで実態がともなっていない
人の気持ち/司祭正位置
- 尊敬し信頼している
- 安心感のある存在
- ついていきたいと思っている
- 相手の意見や考えに従いたい
- ルールや規則をちゃんと守りたい
- 教えてあげたり精神的な導き手になりたい
人の気持ち/司祭逆位置
- 信用できない
- 不正や間違ったことをしている
- 価値観や考えが合わない
- ルールに縛られたくない
- 普通や常識からはずれたことがしたい
- 建前だけの関係で親しみがない
結果/司祭正位置
- 常識的に正しい選択をする
- 周囲から賛同や信頼を得る
- ルールや規則を守る
- 人を導いたり教えるような存在になる
- 信頼できるものに出会う
- 秩序によって安定がもたらされる
結果/司祭逆位置
- 不正や間違ったことを犯す
- 周囲からの信頼を失う
- 信じていたものが信じられなくなる
- 偏った考えになったり偏見をもつ
- 権威に逆らえない
- 価値観の違いによる齟齬が起きる
- 形だけ取り繕っていたものの実態が浮き出る
アドバイス/司祭正位置
- 不正はせずに正しいことをして
- 気持ちの面でのつながりや信頼を築いて
- あなたの信じていることをそのまま信じて
- 尊敬する人や師を頼ったり教えを乞うてみて
- 古典や伝統的なものから学びがある
- 常識やルールに照らし合わせてみて
- 慈しみをもって周囲に接して
- 深入りせずに一定の距離を保って
アドバイス/司祭逆位置
- あなたはよくても一般的にはよくないかもしれない
- 不正行為や間違ったことをしていないか注意して
- 本当に信じていいか信頼していいか見極めて
- あまりに考え方や価値観が異なっている
- 古くからの伝統や慣習に縛られ過ぎないで
- 大多数をしめるメジャーな意見が正しいとは限らない
- 建前にこだわり過ぎていないか、本当に大切なのは何かよく考えて
瑠璃と琥珀 司祭について語る
皇帝
皇帝とは
正位置キーワード
・成功
・達成
・行動力
・リーダーシップを発揮する
・実力がある
・目標に向かって前進する
・獲得意欲
・建設的な行動
・男性的な力
・地位の向上
逆位置キーワード
・ワンマン
・実力や行動力不足
・自分本位
・強引
・地位の失墜
シチュエーション別解釈
現在の状況/皇帝正位置
- 事態をコントロールできている
- 行動力を持って前進できている
- 実力が評価されている
- 周囲から信頼を得ている状況
- 努力が実っている時
- 安定している状況
現在の状況/皇帝逆位置
- 事態を掌握できていない
- ワンマンすぎて信頼を失っている
- 実力が伴っていない状態
- 不安定な状況
- 行動力が足りていない
- 周囲の意見を無視した独りよがりになっている
人の気持ち/皇帝正位置
- 自信にあふれている
- 闘争心がある
- 必ず勝ち取るという強い意志がある
- 責任感ある行動をしている
- 仕事に情熱を傾けている
- 自分が先導したりリードしていきたい
人の気持ち/皇帝逆位置
- 自信を失っている
- ステータスに固執しすぎている
- 我儘な自分の気持ちを押し通そうとしている
- 勇気が出ない
- 重い責任や役割を負いたくない
結果/皇帝正位置
- 地位や名誉を得る
- 自信を持つ
- 信頼関係を築ける
- 人をまとめたり監督するような立場に立つ
- 自分の意志でコントロールできるようになる
結果/皇帝逆位置
- 地位の転落
- 強引さで人間関係でトラブルを抱える
- 努力が中途半端となり徒労に終わる
- 自信を失う
- 責任を負うことから逃げる
- 仲間からの信頼を失う
アドバイス/皇帝正位置
- 自分を奮い立たせて
- 堂々と自信を持って
- 目標だけを見つめて努力を忘れない
- エネルギッシュに行動を起こして
- 意思決定するのはあなた自身
- リーダーシップを発揮して
アドバイス/皇帝正位置
- 自分だけではなく周囲の状況もよくみて
- 勇気を持って行動に移して
- 地位にこだわらないで
- 果たすべき責任から逃げないで
- ワンマン的に進めるよりも協調性が必要
瑠璃と琥珀皇帝について語る
女帝
女帝とは
女司祭の次は女性の王、女帝です。女司祭が神秘性や精神性の高さなど、閉ざされた内向世界を表すとしたら、女帝は万物を生み出す大自然に囲まれた、開放的でオープンな世界でしょう。
緑豊かな木々に、とめどなく湧き出る水、そして黄金に実る作物。その中心に愛と美を司るヴィーナスマークをあしらった盾とともに、自然体でゆったりと腰かける姿からは、あらゆるものを生み与える豊穣の神や大地なる母を思わせます。
また、3という数字は創造という意味を持ちます。1が始めにあり、2と出会い、そこから新しい3が生まれる。男と女から子が生まれるように、陽と陰が和合して万物を生じるように、テーゼとアンチテーゼからジンテーゼが生まれるように、3の女帝はまさに無限に愛や万物を生み出す存在なのです。
正位置だと、力を抜いて自然体であるがままを受け入れ、またとめどなく与えよというような意味になります。余計な力みや考えはいりません。自分も含めたあらゆるもののありのままを、愛という最強のパワーで寛大に包み込むのです。また、母とも非常に縁が深いカードです。
逆位置だと、力が抜けきりあるがままを受け入れることのマイナスな面、例えば楽な方に流されていたり、優しすぎて締りや厳しさが欠けていたり、過保護すぎるというような意味になります。また、愛や寛容さが足りていないというような意味も持ちます。
正位置キーワード
-
愛
-
生み出す
-
寛容
-
あるがまま
-
自然体
-
ゆったり
-
余裕
-
繁栄
-
豊かさ
-
母
逆位置キーワード
-
愛が足りない
-
愛情過多
-
生産過剰
-
甘え
-
ゆるすぎる
-
惰性(怠惰)
-
余裕がない
-
過保護
シチュエーション別の解釈
現在の状況/女帝正位置
-
余裕と自信で満ちている
-
余計な力が入らず自然体
-
寛容で寛大な愛を持っている
-
何不自由のない環境
-
心身ともにゆとりのある状況
現在の状況/女帝逆位置
-
余裕も自信もない
-
受け身で流され過ぎている
-
過剰に何かを与え過ぎている
-
自分あるいは他人への愛が足りてない
-
無駄遣いしている
相手の気持ち/女帝正位置
-
大きく深い愛で満ちている
-
母親のように優しく見守りたい
-
あるがままの自然体でいい
-
どんなこともおおらかに受け止めたい
相手の気持ち/女帝逆位置
-
過剰な愛が負担に感じている
-
無理のない楽な方に流されたい
-
どこか満たされない不満足感がある
-
依存心がある
結果/女帝正位置
-
偉大な愛情を感じる
-
余裕と自信が持てるようになる
-
あるがままの自然体を受け入れられる
-
多くの実りを享受する
-
有利な立場になる
結果/女帝逆位置
-
余裕や自信を失う
-
何でも与えすぎて甘やかしになる
-
主体性がなく相手や環境に流される
-
思っていた成果が得られない
アドバイス/女帝正位置
-
もっと自信をもって堂々とどっしり構えて
-
あるがままの自然体が本来の魅力を輝かせる
-
大きな愛と包容力でおおらかに受けとめて
アドバイス/女帝逆位置
-
自分への自信と愛があなたを輝かせる
-
よかれと思って手を出し過ぎないように
-
惰性や怠惰にならないよう気を引き締めて
-
見返りは求めない
-
自分にとって必要なものを見極めて
瑠璃と琥珀 女帝について語る
瑠璃:
来ました、女帝さん。彼女を見ていて浮かぶ言葉は、「敵わない・・・」です。
なんというか、どんな駄目人間でも、極悪人でも、人間失格烙印者でも、「いいのよ」と受け止めてくれそうな、無限大の包容力や慈悲力に圧倒されるという感じなのです。
琥珀:
美輪明宏さんみたい〜笑(ビジュアルに引っ張られすぎかな!?)確かに受け止めてくれそうですけど、彼女は聖女ではなく女帝、有事のためか盾を足元に置いていて、私はどちらかと言うと、なんでも受け止めるというより、自身が守るべきものを脅かすものに対しては戦う、愛の戦士や子育て中の母親という強い女性のイメージのカードです。極悪人には子供を叱る様に、ダメなことはダメなのよ。ってさらっといってくれる様な。
ただ、戦うといっても彼女の持つ盾は、槍の様に相手を傷つけるものではなく、相手の攻撃を受け流すもの。そこからも瑠璃さんのいう女帝の芯の強さや他者に対する姿勢、包容力の深さが伺えますね。
瑠璃:
なるほど、「母は強し」の強い面ですね。聖女じゃないっていうのも同感です。確かに、このカードで思うことの一つに、女帝ってことは配偶者の存在がありそうなのだけど、彼女は彼女一人で生きているというか、自立しているというのがあります。何にも揺らがされない動じない強い女性。顔も、女性らしい柔らかい感じでなくて、凛々しい感じですしね。(それに加えて金髪とくれば美輪さんが出てくるのも無理ない笑)「肝っ玉母さん」って感じ。
母というワードが出てきましたが、このカードが出るとやっぱり真っ先に母のことを表していないかと推察するくらい、母と縁深いカードでもあると思います。
琥珀 :
そうそう!冒頭で瑠璃さんも触れてましたが、女司祭が女性の神秘性の示すなら女帝は女性の能力的な部分の女性性を表していますよね。太古の昔から人々は命受け止め育む雄大な自然に感謝と畏怖を込めて「母なる大地、母なる海」と例えますが、女帝はこうした女性の子供を産み慈愛の心で育てるという実機能的な部分での神秘を示していると思います。
しかし、母になるには男性の存在が必要不可欠。ゆえに清らかすぎること事なく、性的な雰囲気もあって女性の持つ華やかでのびやかな魅力を感じます。
例えるなら、そーだなぁ「崖の上のポニョ」のポニョのお母さんであるグランマンマーレの様な!伝わるかな?
実際の鑑定でも、セクシャルな関係や色と欲を示すシーンで頻出する印象です。
瑠璃:
わかるよ、私もグランマンマーレを思い浮かべてたもん笑
命を生むことと性(セックス)は切り離せないですもんね。性にかかわることって、でもなんとなく公にせずに秘めておくもの、恥ずかしいことみたいな風潮がありますが、女帝を見てると、命を生むのに必要不可欠なもの、何恥ずかしがってんのよ、動物なんだから色も欲もあって当然よ、それが自然なのよ!って感じがしてきます。
それゆえに、逆位置になると性に奔放とかいう意味合いにもなってしまう女帝さん。他には、過剰生産して飽和状態とか、与え過ぎて根腐れしちゃってるとか、そんなニュアンスが逆位置では出てきますね。
琥珀 :
アァー!まさに今男子中学生の様に恥ずかしがってた!ぼやっとした表現で書いたので女帝の言葉が的確に刺さる!女帝様のおっしゃる通りでございます。笑
過剰は毒になりますもんね。栄養も光もなんでも。受け身な姿勢なのでそれが裏目に出て、流されてしまって歯止めが効かなかったりと過剰な恵みに甘えて堕落してしまうんですよね。恵まれていることは幸せですがあまりに依存してしまうと本来の美しい姿を失ってしまうという事を女帝の逆位置からは感じます。
瑠璃:
過ぎたるは及ばざるがごとし。タロットカードでいつも痛感させられることです。
恵まれていることが段々当たり前になってきて、恵まれているのに恵まれていない、そんな恵みに麻痺した状態だと、自分自身も含め世界のあらゆるものの輝きが鈍ってしまうのでしょうね。
女司祭
女司祭とは
彼女の背景には静寂さを感じさせる青い世界の中に左右に白黒の二柱があります。
それぞれの柱に書かれているJとBの文字はそれぞれ「Jahkin」「Boas」の頭文字で、神の慈悲と神の峻厳を表す言葉です。
これは神が生死を司るという対極の側面の様に光と闇、男と女、善と悪など相反する二つの事柄が表裏一体となり世界が構築されていること、この世界に不可欠な二極の要素というものの暗示でしょう。
まさに宇宙の神秘と真理をこの札は物語っていると言えます。
そんな二極の狭間で彼女は聖人が身に付けるとされる青い衣に身を包み、凛々しい表情でこちらを見据え、少し変わった冠を被っています。
また彼女は胸に大きな十字架を下げ、手にはユダヤ人の律法書であり、旧約聖書の原典にもなっている巻物を抱えています。これらは彼女の聡明さや神聖さを表している様です。
彼女の足元には三日月があり、後ろに掲げられたタペストリーにはザクロが大胆に描かれています。
これはどちらも女性性の象徴なのですが、女司祭はこの三日月に自らのヴェールの裾を引っ掛けて隠していたり、タペストリーには背を向けています。
潔癖な精神性と真理を見抜く第六感やインスピレーションが高まっている時でしょう。
正位置キーワード
- 冷静
- 潔癖
- 高潔
- インスピレーション
- 知性
- 繊細
- 聡明さ
- 処女性
- 真面目
- 完璧主義
- ストイックさ
逆位置キーワード
- 感情的
- 情緒不安
- 内向的になる
- 独断と偏見
- 批判的
- 排他的
- 経験不足(未熟さ)
- 世間知らず
- 思い込みの強さ
- 神経質
シチュエーション別の解釈
現在の状況/女司祭正位置
- ピンと張りつめている
- 妥協は許されない環境
- 淡々とこなしている
- 融通がきかない状況
- 静かに均衡を保っている
現在の状況/女司祭逆位置
- 不穏な事態の発生
- 情緒不安定になっている
- 冷静さの欠如
- 思い込みが激しくなっている
- 白黒つけられないグレーな状態
相手の気持ち/女司祭正位置
- 奥手になっている
- 真剣に真面目に考えている
- 冷静に最良を判断できる
- 平静で落ち着いている
相手の気持ち/女司祭逆位置
- 欠点を見逃さない
- 完璧を求めすぎて粗ばかりが目についてしまう
- 考えすぎて動き出せていない
- 冷静さを失い心が乱れている
- 間違いや汚点が許せず拒絶している
- 緊張し過ぎてストレスを感じている
結果/女司祭正位置
- 物事の本質を見極められる
- 知性を高めていける
- 学ぶべきものとの出会い
- 自分の本心を知る
- ヒラメキを得る
結果/女司祭逆位置
- 潔癖すぎて孤立する
- 冷静ではない決断を下してしまう
- ストレスを抱える
- 平静さや落ち着きを失う
- 経験のなさや未熟さを思い知る
アドバイス/女司祭正位置
- まず落ち着いて静観する事
- 何事にも向き合う努力をしてみる
- 独断と偏見の一掃を心がけて
- 自分の心の声を聞く
- 頭で考えすぎている
- 直感やインスピレーションを信じて
- 白黒はっきりつけて
アドバイス/女司祭逆位置
- 主観的になりすぎないで
- 冷静さを取り戻して
- 感情的になり過ぎないように
- あまり神経質になり過ぎずにグレーも許容して
- なんでも鵜呑みにしないで本質を見極めて
- もう少し遊び心を持って
- ストレスの発散を!
瑠璃と琥珀 女司祭について語る
瑠璃さんはお名前にもある様に冷静さを思わせる落ち着いた青を思わせる雰囲気で、その知的な様子が女司祭をいつも思わせます。
静寂を愛し、知的で、クールで、おしとやか、そんなイメージ。
動きはあまり感じられないので、精神的な自分の世界にのめり込んでいくという感じで。困難な壁があっても私にはこれしか無いんだと没頭していく様な雰囲気です。
だからこのカードが出た時には、普段私たちが忘れたり使っていない、でも誰しも持っている、第六感や直観力といった不思議で神秘的な力、いわゆる「スピリチュアル」を呼び覚まして、そんなメッセージも浮かびます。
この視野の狭さが逆位置になると裏目に出てくる感じです。白黒付けたがって判断のつかないグレーという曖昧さが許せなくなってしまう。
でも実際は手元を見ずにこちらをじっと見つめています。そこから結局あなたはどうしたいの?答えは知性だけを元にしたものだけじゃなくて、あなたの選び取った直感で正解よ、と諭してきている様にも感じるんです。
聡明さを示すカードでもあるのに知識だけではなく直感的であれ。というのは相反したメッセージになるかもですが、彼女は相反する二極の原理が等しく釣り合う世界の中心に座する存在。
彼女はストイックに精神世界で知性を修めているからこそ、真理は既存の教えに従うのでなく自分の直感で導くしかない事を教えてくれているのかもしれません。